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セリーヌ (人間形態)
[ トラブル128〜 ] 

主人公リトの誕生日にララが贈ったプランタス星原産の希少植物が変態した姿。枯れて種子状に膨らんだ花冠から、卵の殻を割るように生まれ出た。以後、結城家で家族同然に暮らしている。

ビオランテかクチビルゲか、というような巨大で奇怪な姿態だった元の姿がウソのような、小さく愛らしい女の子の姿をしている。唯一、人間の幼児との違いが認識できるのは、植物の姿の時と同じ6枚の花弁を持つ花を頭の上に咲かせている点。主に「まうー」「まうまうー」としか喋らないが言語ではあるらしく、植物の心が分かるモモにはその言葉の意味が理解できる。

常に明るく元気で人懐こい。好奇心旺盛な性格で、目にとまった色々な物に興味を持つ。植物形態だった頃と比べると知性的には若干後退して、見た目そのままに幼児化しているように感じられる。人間の幼児と同様、食事以外の時間は眠っていることも多い。一方で非常に身軽で、人間よりも遙かに俊敏な動きが可能。イヌやネコのようなバネで飛び回り、高い木登りもへっちゃら。走るとリトにも追いつけない。人の顔面に飛びかかって抱きつくのが趣味と思われるフシがあり、宇宙人の殺し屋クロの虚を突いて飛び付くなど、映画「エイリアン」のフェイスハガーも真っ青の敏捷性を誇っている。また、絵本で得た知識から動物の授乳に興味を持っており、女性の乳房を見ると飛びかかって吸い付く事もある。作中で確認できる「被害者」は天条院沙姫と西連寺春菜である。

植物体だった時と同様、何故かラーメンを好むようであるが、ラーメン以外にも人間と同様に様々な食物を口にする。ただしコーラを飲むと酔っぱらってしまう。酔うと、頭の花から人の精神を惑わせる作用のある花粉を吹き出し、この花粉を浴びた者は男女問わず、リトを大好きになる。花粉の効果は短時間(数十分〜数時間)で切れる。効果が切れると、その間の記憶を失う者が多いが、ヤミや美柑のように自分の行動を憶えていた例もある。元々リトに対して抱いている思慕の有無が違いになって現れる可能性があるが、ハッキリとは分からない。

花粉の作用に見られるように、植物形態だった頃と変わらずリトを一番に慕っている。ただ基本的に人見知りせず愛想が良いので、結城家以外の人間にもよく懐く。リトの交友関係の中では古手川唯を特に気に入っているらしく、唯のほうもまんざらではない模様。植物体の時とは違って、不審人物に対し警戒心を露わにする様子は見せなくなった。

「ToLOVEるダークネス」においては、ナナとモモが彩南高校に入学したのにともない、日中はリトたちと共に登校して保健室の御門先生の元に預けられることになった。家では美柑の買い物によく付いて出歩いており、寝るのも美柑の部屋である。絵本を読んだり、リトたちが携帯ゲーム機でプレイしているのを眺めるのが好き。ゲームは操作を教えてもらって自分でプレイしている事もある。家族に甘えたり遊びに興じる様子は普通の人間の幼児とさほど変わらない。だが超希少種の宇宙植物であるセリーヌの生態には謎が多く残っており、彼女(?)の今後を知る者は現在のところ誰もいない。

 

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