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お静 (おしず)
[ トラブル56〜 ] 

彩南高校の旧校舎に住み着いていた幽霊の少女。後に御門先生が開発した人工の肉体・バイオロイドを得て彩南高校に生徒として通うようになった。生徒としての名前は村雨静(むらさめ・しず)。

本人の言によれば400年前に旧校舎のある土地で死亡したらしい。生前の素性については特に語られておらず、なぜ亡くなったのかも不明。

初登場時は旧校舎に多数住み着くようになった宇宙人の放浪者たちの起こす騒ぎに安息を妨げられて迷惑していたが、それを解決してくれたリトたちとの出会いから明るい外の世界に惹かれ、新校舎にも現れるようになる。そして実体が欲しいという願いを御門先生がバイオロイドを与えてかなえ、以後は生徒としてリトたちのクラスメートとなり、レギュラーキャラとして活躍する。

性格はかなり明朗快活で好奇心旺盛。そして無邪気で情に厚く、人を恨んだり祟ったりということは考えない心優しい幽霊である。ただ生きていた頃から犬をたいへんな苦手にしていて、犬と出会うと場合によっては前後不覚になるほど取り乱して怯える。

普通の人間にはない霊能力を持っており、人間に憑依してその身体を操るだけでなく、その意識の中の想いや記憶を心象風景として見ることができる。偶然憑依した春菜がリトに好意を持っている事を知り、以後は春菜の恋を応援している(リトに憑依した事もあるが意識を探る事はしなかった為、リトも春菜が好きという事には気付いていない)。他に、ポルターガイスト現象を起こしそうな念力(サイコキネシス・観念動力)を操る。これは攻撃能力としても非常に強力なパワーであるが、お静の集中力が乱れるとただちにコントロールを失ってしまうなど不安定で、使用すると周囲にいらぬ被害をもたらす事が多い。特に犬に怯えて取り乱した時には、お静の意図とは無関係に念力が発現して暴走するため危険である。

実体を得てからは御門先生の診療所に住み込みで看護助手も務めている。真面目で一所懸命だが、永く外の世界に触れずに過ごしてきた為に現代の風俗習慣や常識に疎く、少しズレた発言でボケをかましたり、ドジを演じる事も多い役回り。それでも本人は常にポジティブで、失敗を引き摺ることなく現代の暮らしに馴染んでゆく。ただおっちょこちょいなわりにお節介で先走りしやすいところがあり、特にリトと春菜の仲を進展させようと画策して失敗し騒動となる事がしばしば。念力を使ってリトと春菜に接触の機会を与えようとして、その念力のコントロールに失敗するパターンが定番である。

人当たりの良い穏和な性格で学校での交友関係も良好だが、中でも憑依体験での春菜との関わり、そして実体を得てからも春菜の優しさに癒されている事から、春菜に対しては心酔と言えるほどの友情を抱いている。恋に関しては消極的な春菜に対し、ララを出し抜いてでもリトにアタックするように煽り立てるのだが、かといってララを疎むわけでもなく、友人知人を大事にする気持ちは誰に対しても変わらない。そして友達を困らせる相手には果敢に立ち向かう正義感も持っている。無邪気で友人思いで勇敢(犬相手を除く)、地球人としては最もララに近いヒロインと言えるかもしれない。

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